20111221

今年の一枚





どうも、ご無沙汰しております。

今日も灼熱の炎天下。そしてクリスマス休暇ののんびりとした午後。

全く季節感のない師走が、足早に過ぎ去ろうとしています。





先週末金曜日のフィエスタで一応、今年の活動はやっと一区切り。

今年の一年を象徴しているような、騒々しく、予期せぬ驚きと歓喜に包まれたフィナーレでした。




やりたいことやるためには、削るのは睡眠時間と食事時間だけ。

でもやりたいことをやってる時って、全然苦にならないんですよね。フシギと。






そしてもちろん、元気です!!




心身ともに消耗してるはずなのに、体調をくずす気配も全くなくぴんぴんしております。

髪がのびて、ツマからは「マタヨシいやー」と言われながらも、、もちろん元気です、、!!




日本から持ってきたトレシューが壊れました。

例によって手加減せずボールを蹴って遊んでたら、底が取れてパッカーってなりました。翼くんごめんなさい。。




"El tiene hambre"  

「その靴はハラが減ってる(笑)」



子どもたちはうまいこと言うもんです。

さすがに貧しいと言われる公立校の子供たちでも、底のとれた靴を履いている子は見かけません。

先週末のカンペオナートの最終戦でスパイクが真っ二つに折れたので、わずか1週間で2度目のミラクルです。




母校の小学校でサッカーを教えるようになった10年ほど前に買った一足。

自分の中では子どもたちと関わるシゴトにつき始めた頃から共に成長してきた、いわば戦友のような存在。

サッカーを愉しいと思えるようになったのも、選手を離れたこの頃からでした。

自分の人生を何度か救ってくれたのはサッカーでした。

けっこうぼろくなってきたけど捨てられずにいた一足。

そして、今こうして新たな喜びをもたらしてくれている。



武士の本懐。


彼としても畳の上で死ぬよりもここで死ねたら本望、というところでしょう。








いい一年でした。



まだ、全然冷静に振り返れてませんが、


そんな余韻が残っています。


どれだけのことをやってきたかより、何が残っていくか。それを大事にしていきたい。


光があって、その分色濃く影もあって。そして影がまた光を際立たせて。

でも結局、どちらも一緒なんだと。基本は調和の中にあるのだと。

そういうものって美しく貴いものだと。

要するに、いろいろあったからこそ良かった。つよく、やさしく、なれた。そんな感じです。



2011年のカウントダウンももう始まる頃。

アルバムをひっくり返し、一年を振り返っていきたいと思います。

書きたい手紙も山ほど。


手始めに、「今年の一枚」

どれを選ぼうか、そんな時間も年の瀬の楽しみの一つです。





                     「 さらば、友よ 」 111216_SAN JUAN







☆ 告知です ☆

ギャラリー「空」 第5回web展覧会 「今年の一枚。 ~光と影~」

12月26日(月) 公開予定!!

過去のものはこちらに
 ↓↓↓

第4回「 手紙 」
  
第3回「 笑顔 」 

   
 
第2回「 かなしみ 」
 
 
第1回「 4月7日の空 」
 

20111129

imagine











「 正義は時間も、空間も越えない 」





けど





名曲は、世代も国境も越える





過去、現在、未来




世界中の人々に歌い継がれている、そんな歌




むしろその音に込められている魂は、時間と空間を越えて



人々のココロの奥底に響きわたる





世の中に永遠普遍なものなどきっとないのだろうけど





音楽の力でなら、世界に虹をかけることができるんじゃないだろうか








" El mundo será como uno solo "


世界はいつの日か一つに







サンタクルスに架かった建設中の虹

11.30 いよいよ工事再開!!




20111127

ウィーウィルロックユー









「 配られたカードで勝負しろ 」


砂漠の王子様のブログにあった言葉。



勝負した結果がどう出たとしても、それが今の実力ってことだ。




高橋歩む曰く。


「足踏みしてたって、かかとは減っていく」





ここまで来たら後は、飛ぶしかないぜ






「 笑って過ごすも一生、泣いて過ごすも一生 」(from "aste aste")




人生一度きり。


愉しんだもの勝ち。



どうせなら、幸せ分かち合える道を選ぼう。



Shall we rock with me..?





 




20111120

そうだった








 



そうだった、、


 


なんか気合いが 「入らない」





ではなく、





気合いは 「入れる」 ものだった。






 


そうだった、、





 

なんかやる気に 「ならない」





のではなく






やる気は 「出す」 ものだった。








周りからもたくさんチカラをもらうけれど




スイッチを入れるのはいつだって





自分自身 だった。







僕らはただの詩人ではいけないけど、

歌を詠むヨユウがなければ美しくない。


陽に風に雨に曝されて、少しは味が出てきているといい。

擦り切れたって穴が開いたっていい。



そういうつよさと、しなやかさをもって

自分の姿で示していけばいい。



いろいろと思うところはあるのだけれど、

今はあまりきれいにまとないで、





さあ、始めようか。



 


20111105

あめとむち







どうも、エンコナーダ小学校です。


11月11日のフェリアに向けて、7年生と一緒に準備を進めています。


8年生は保健所とタイアップしての、健康・保健関係の展示を。

7年生は、野菜のダツ先生と共に、2グループで栄養の展示と調理の実演を。

そして残りの生徒は、環境、衛生の2分野3グループに分かれ取り組んでいます。


日本で言えば、いわゆる「総合的な学習の時間」的な位置づけです。

でもここでは、フェリアのための展示作りと、説明の暗記。ということで、

課題はどこの国でも同じなわけです。


特に自分の受け持つ環境チームでは、問題解決型を意識させ、
まず校内を散策することにしました。

「ゴミ箱けっこう使ってるねー」とか、「校庭の隅にけっこうゴミ落ちてるねー」とか、

問題意識を共有することがスタートです。



①みんなで校内を歩き、現状を知る。 

②良ければその理由を、悪ければその原因を考える。

③環境を守る、もしくは改善するためにはどうしたらいいかを考える。


そして、一人一枚ずつ記事の作成。


これははっきり言って挑戦です。




 
さてさて、毎週1~2回のペースでクラスに入っているのですが、中々思うようにはいかないです。

もともと、考えるような学習に慣れてない上に、基本的に学級崩壊ですから、

ぜんぜん思うようには進まない。そして、やらないだけならまだしも

周りをジャマするだけの、とくに男子!!!



 
完全なゆとり教育の弊害です。


 
基本的にやる子はやる、やらない子はやらない。

やりたい子はやる、やりたくない子はやらない。


 
それがフツウで、それが当たり前の世界。

そうやって留年したくないから、最終的には暗記したりカンニングしたり、


それでも留年した子のモチベーションの行き場は、おそらくない。

そして、多くは学校を去っていきます。

ましては、奥地の集落なので学校に対する理解も、勉強することの意味も考えることも、

希薄に感じられることでしょう。

年下に囲まれて真面目にやってられっか、の気持ちも分からなくないが、

スーパーゆとり教育のせいで、完全にだるっだるです。




基本叱ったりすることは避けていたのですが、、でも前回ついにガチで叱ってしまいました。

「何もしないならともかく、
ジャマをするなら教室から出ていけ!」

仲間とこそこそ相談していたので、、

「独りで出ていけ!!」

もう完全に担任教師です。



 
相手はもう完全におっさん体型なので、殴り合いになったらマケでしょう。。

殴られそうになったらひざを前蹴りして、、なんて考えつつ

言葉はあやしくても真剣に押し切りました。


相談されていた彼が動かなかったことには、成長を感じました。



 
あぁ、本気でクラスと向き合うと、こういう場面も出てくるのだなぁ

何だか日本にいた頃を思い出しました。



ところで、

担任的に動いていると、どうしてもさぼったり態度のワルイ子に目が行きがちですが、

全体をよく眺めると、真面目にやっている子もたくさんいるし、宿題にして家でやってきている子もいるのです。

ソーラン節だって、授業の後に練習しています。自主的に。




この子たちはかなり早い段階から家でも作業を進めていて、「いいねぇ」の言葉に

「ありがとう!」と嬉しそうにはにかみます。

JICAから借りた、"BUENA SALUD"活用していますよー!






 

結局、彼は教室から出て行きませんでした。

何も作業をしない彼にとっても、教室とはやっぱりそういうものなのでしょう。



 

帰り間際に、「自分の分担はどうした?」の問いに

「家にある」「忘れた」「色をぬるだけ」、、、多分うそです。

家に取りに帰らせようと思ったけどやめました。

「次はちゃんと持って来いよ!」


 
多分持ってこないでしょうが、その時は許してチャンスを与える。

 もし意地で完成させて持ってきたら、100倍ほめる。



それにみんなの前で言わない方が良かったかな、の反省もありました。

でも言うべきことはいうべきかなと。もやもやしていましたが、


 

帰りの乗り合いタクシーを待っているときに、バイクに乗った彼が通りかかりました。

こっちへ来い~と呼んで笑顔で、コーラを一杯インビート(おごる)しました。

こちらが思うほど、たぶん気にしていない。

だとしたら、また水を注ぎ直せばいい。


真ん中後ろの歯を見せて笑っているのが、おっさん体型の彼です。



これは一つの挑戦です。

目的は、展示を完成させることだけではない、ということを忘れずに。


あめと、むち。

やさしさと、きびしさ。

だるっだるな時間はいらない。真剣な時間が欲しい。


本当の楽しさってのは、真剣に何かをやった時に得られるもんなんだぜ。




フェリアまであと1週間。ボリビアの底力を期待して。。