20131122

時々まれに一瞬
















書いててたのしいの、、?




う〜ん、、なんだろ、たのしいっていうか、なんだろ、、

なんでって言われても、、




セツメイムズカシイ








協力隊の任期を終えて、開設していたブログを閉じる人も多い。


でも、1年間近く、開店休業していて、なんとなく綴り始める自分がいる。





なすべきこと、なさねばならぬことは、たくさんある。


でもそんなことに、片目をつぶり、今ここにいる。




Trijaに居た仲間のブログを読んだ。

帰国直後の素直な心情が、心にじわじわくる。

英語の教師であった彼女は、新しい人生を切り拓く。



仲間たちの今。


自分たちの経験を、日本へ還す。




過去は過去ではなく、今を綴り未来へ続く橋の途上にあるのだとして、


あまり読み返したりはしないのだけれど、時々まれに一瞬おもい出す。


記憶が薄れたとしても、心にある風景。


僕にはまだ、言葉にできないその風景。





そうそう。最近、お天気雨がよく降ります。朝晩、関係なしに。


虹もよくでます。


住んでみると分かる景色。地球すげえ。






だから、なんでブログを綴っているかと言うとね。



いや、むしろエンドロールを流すタイミングを逃したと表現してもいいのだけれど、



そういう風景を求めて、今日も旅を続けている、というわけです。













20131121

いただきました。















キンメダイ、いただきました。



でっけえ金魚ではありません。



目をよく見ると、黄金色に輝いています。



まさに金目の鯛です。



金魚に見えなくもないけれど、40cm超の立派な鯛です。



たくさん釣れたからと、お裾分けしていただきました。





刺身にするほどの技術がないので、姿煮に挑戦することにしました。


近頃、船がぜんぜん着いていなかったので、

付け合わせは生姜のみの、シンプルな煮付けです。

ひれの部分が煮崩れしてしまいましたが、味は最高でした。

間違いなく、素材が良いからでしょう。



こういうゼイタクは、島ならではですね。




全くの素人です。



おろしたり、さばいたり、煮付けたりなんて、やったことなかったけど、

郷に入ったということでしょう。

新しい事をやってみるのは、実におもしろい。

そのことが、自分の技になり、いつかどこかで、何かにつながる。

それは、いつか、ちょっぴり、人生を豊かにする。




最近、ビリヤードに誘われました。

玉突き倶楽部という名称が、玉突き衝突みたいであれですが、、

ガイドブックには乗らない青ヶ島。


高校時代にあそんでいた程度ですが、つながります。

ボリビアでは、意外とメジャーな遊びでした。

ほぼ、台やキューはがったがたでしたが、、




いつ、どこで、役に立つとは分からない。


人生、やれるもんならやってみな、と言いたい。




やまんばがもっているような、刺身包丁が欲しいです。

サンタさんは空輸してくれるでしょうか、、?







20131107

心のトゲトゲ2











「先生なんかこわい顔してるー」





そう言って、にこーっと笑う




ああ、ちょっとマジメに考え事してたな






こわい顔か、、、





別におこってなんかいないんだよ





でもさ、オレ、なんかこわい顔してたかも、、




「笑って、笑って」




思わず笑みがこぼれた





人は、無意識に人を傷付けてしまうことがあるけど、


それだったら、


無意識に誰かの心を、じんわりとほぐしてしまうことだってあるだろう







心のトゲさえも きみが笑えばもう

小さく丸くなっていた







心にささる、あなたのトゲトゲ


このトゲも、そのトゲも、あのトゲも、どのトゲも


笑って吹き飛ばしてやりますよー


2年前。描いていたヒトに近づいているのだろうか。















まずは、ごめんなさい。

そして、ありがとうから始めよう。












今日は冬至か。


風の冷たさに、人の心の温もりを感じる季節。


日の短さに、今日という日の名残惜しさも一入。




秋深まり 夕映えススキに 冬の訪れを知る


夕日が実に丸い。







20131105

シキオリオリ















シキオリオリの青ヶ島。


路傍にそっと佇む、季節の移ろい。


深まる秋の彩り。



































秋色って、こんなにも色鮮やかだったんですね。

小さい島の、豊かな秋、見つけました。





20131102

ブランド野菜














「 とりっくおあとりーとー! 」



「 二日おくれのハロウィンですー 」









休日の玄関チャイム。

扉を開けるとプチ仮装の子どもたち、と子犬。

いや、

もはや仮装にすらなっていない子もいるし、、

ただの、休みの日にお菓子をもらいに行くだけ、の行事になっているんじゃ、、

階段の途中で待ち伏せして、逆に驚かせてみました。



ここ青ヶ島にも、ハロウィーンの波は押し寄せています。









ところで、この島には、広告がない。



何かを宣伝して売ろうとか、
そういう感じがない。



コマーシャリズムの波も、黒潮の海を越えることはできないのか、

むしろ、マーケットの外になっている、という方が正確か。





お金を使うところが、一つの商店、たばこ屋さん、村営のサウナと

島内に点在する4つの自販機、そして村役場しかないという点も

商売っ気のなさと無縁ではないだろう。



で、商業主義の外で生活するとどうなるかというと、


「あれがない、これがない」

とか、

「あれがあったらなぁ、、」


などとは、あまり思わなくなるから不思議だ。


これが内地だったらきっと、もっと探そうという気になるのだと思う。


もっと安いもの、もっと質のいいもの。


選択肢が多いということは、時に不幸でもあるのだろう。



今日は、いつも良くしてくださっている漁師さんから、

さわらとビンチョウまぐろをいただいた。

夕方には、かんも(さつまいも)も。





島にあるものから選び、生活している。

島でとれたものを分け合い、暮らしている。




それはそんなに立派なことではなく、質素な生活を送っているわけではない。


無いなら無いなりに、豊かに暮らしているということだ。






舶来のイベントや季節感を、無闇に煽ったりしないところが良い。






路傍に目につく白菊の花に、秋の訪れを感じ、


嵐に堪え、それでも佇むマグサの様子に、秋の深まりを感じる。


季節を知らせるのは、商店街の様子でもなければ街角のポスターでもない。


日の短さに、冷たく感じられる風に、新しい草木の彩りに気付いた時に、


移ろう季節を、今という季節を感じる。




自然はカレンダーをめくるように変化していくのではなく、


もっとゆるやかにしなやかに、移ろっていくのでしょう。



妻と二人。そんな話をしています。





2013年も、あと2ヶ月となりました。

自然の美しさとたくましさ、そして人の優しさに触れて生きています。

青ヶ島のブランドとは、そうした島の懐の深さなのでしょう。