平日の夜に出かけることなんて、東京で働いているときはまずなかった。
洗濯だって米を炊くのだって指一本で事足りるし、
移動するためにいつ来るかわからないタクシーを待つこともない。
隙間から入ってくる埃や虫を掃除したり、水のしたたる水道管に一晩中悩まされることもない
快適で便利な暮らし。
その分、自由な時間も増えるはずなのだが、なぜだかいがそしかった。正確には忙しく感じていた。
それは「時間」かもしれないし、「人と人との結びつき」かもしれない。
そう教えてくれた友達がいた。彼はまた都会の夜景の一部となって働いていた。
そして自分もまた東京近郊の夜を照らす明かりの一部となっていたことに気付く。
彼は余暇と創造の関連性についても記していた。
もちろん、シゴトに誇りを持つ職人気質は今でも大事だと思っているが
夜景を楽しむような時間の使い方も悪くないと今では思っている。
コンビニの隣りにコンビニがあるなんて、、資本主義の末期的な状況。
余剰時間をさらなる成長に費やした、その競争の果てにあるものは、、
経済的な成長と、こういった”豊かさ”を両立できたとしたら、それって最高に幸せだと思う。
KTC統括の吉水さんが書いていた言葉。
「発展(経済)と幸せの両立」
それこそが、これからの日本が目指すべき道なんじゃなかろうか。
今までは何となくきれいだな、としか思えなかった夜景。
今はなおさら労りと愛しさがわいてくる。
そんなに頑張り過ぎなくていいよ。
世界には様々な幸せのかたちがあるんだということを学んで帰りたい。
その明かりをともす何千何万ものハタラク人たちへ「お疲れ様!」
そして何よりも誰よりも、隣りにいるあなたへ「お疲れ様!」
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