20110128

自分の世界とただの記録




周りから、よく人を「ほめる(おだてる?)ね」と言われることがあります。
でもぜんぜんそんなことはなくて、言いたいこと言ってるだけなんですよ。

ただ職業上、(無意識に)その人のいいところを見ているようにな気はしますが。
まぁちょっと残念な人にも正直に言ってしまうことがあり、それはそれで長所だと思っていますが。


「いいですね、JICAはお金があって」

夜行バスの往復でコチャバンバへ日帰り出張へ行った、と話した時のある人の反応。
まったくのセンスのなさにびっくりする、というかあきれる。
ひいきめに考えて、「たった一日のために出張旅費を出すJICAってお金あるなぁ」ってイミにもとれるが、、残念な人だ。そんな簡単に旅費は出ない。時間も旅費も自腹けずって。

お金のためにボランティアを選んでいる人はいない。
たまには税金どろぼうって人もいるだろうが、その人なりの理由や志をもってここに居る。

人を見る時は、その人の過去や知識でなく、「今その人がどうあるか」そこを見ている。

「何を考えてどう生きているか」それが大切でしょ

尊敬すべき相手に年上も年下も関係ない。
自分をいつも正しいと思って、知識や理論で壁を固めて、自己の矛盾や葛藤に目をつぶっている人間は、きっと弱い。

せめて自分の立場に甘えず、周りの人が最大限気を使っていることも察せるような人間でありたい。
何年海外に住んでも、何ヶ国世界を巡っても、自分の世界を広げられなければ何の意味もない。

それはただの記録にすぎない。

やわらかく、しなやかな心を。


写真は、町の広場で。
近頃、呼び止められる回数が増えてきた。7ヶ月と5日の評価。
自分の心と子どもたちの笑顔が決める。

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