20110121

estación de lluvia




"estación de lluvia"  エスタシオン・デ・ジュビア。雨季。


ついに本格的な雨の季節がやってきたサンファン。
今日は旅を離れて最近の様子について。


「なんか蒸し暑いなーすげぇ草のびてるしー」


旅から帰ってきて、まず感じた感想である。
たった10日程度の間だったが、明らかに茂り方がちがう。
せっかく草むしりまくったのにけっこう再生している。


どうやらこれが雨季というものらしい。




ということで、今週必ず明け方にはスコール的な激しい雨。
お昼前には上がって、徐々に雲が晴れていって、どんどん蒸し暑くなっていく。
夜には星や月も見えたりするのだが、目を覚ます頃(その轟音で目を覚ます?)には雨、雨、雨。滝のような雨。

部屋のドアがあかない、、とりつけたカギがしまらない、、オフィスのとびらが閉まらない、、etc.

どうやら湿気のせいで木材が膨張して、ただでさえ建てつけの悪い扉がついに開かなくなったようだ。
今のところはセーフだが、部屋の中もカビてくるらしい、、部屋の蛇口から水の滴りが止まらなくなったのも雨季のせい、、??


いつもの通勤経路の草道はかなり残念な感じでちょっと通れず、迂回して職場に通っている。


今年は雨季の始まりが遅く、やっと安定してきたとのことだ。
乾きに乾いた大地はこの季節を待ちわびていたのだ。
たった3日もすればすぐに草もっさもさに。すくすく育ちゆく自然。


そしてそれに伴って、蚊の大発生が始まった。(ちょっと前はハエ)
いなか町なのでもともと多かったとは思うのだが、今はちょっとすごい。。


着任直後は、「うわっ」て驚いたりそれなりに対処していたけれど、
最近はあまりの数の多さに、「うぅわぁ、、」と、がっかりな感じ。。
慣れというか、悟りというか。一人の人間にどうにかできる状況じゃなさに、あきらめの境地です。


一昨日の夜コリセオ(屋外体育館)でフットサルの試合とバレーの練習をしたのだが、ライトに集まる虫の量がハンパない。吹雪のように舞い散る小虫たち。。
ふと隣りのボリビア人に目をやると「うわぁぁ」おそろしい数の蚊が周囲を旋回している。

自分が動いている時は気付かなかった、、自分の周りにも、、と考えて思考を止める。コーチのフラン先生の話よりも蚊の襲来が気になる。。そして、雨季が終わるまでは断ろうと心に誓う。

精一杯ガードしたつもりでも家に帰ると、ものすごい数の虫さされが。
やつら5mm間隔で何度も刺してきやがる。まだまだ炎症がはげしい。
あちらさんだって必死なのだろう。人(虫)口爆発にともなう食糧危機。生きるか死ぬかの世界。
歩きながらなんかかゆいなぁと思ってそこをたたくと、蚊をつぶせる。
歩く人間にしがみつくのだから相当など根性である。



肉を切らせて骨をたつ。空中に飛んでいる蚊を素手でしとめることも得意になってきた。1日1~20しとめているが、、まぁはかない抵抗。 さされまくると、そのうちかゆくもならなくなるらしいが、、。
デンゲ熱が流行っていると聞いた。が、この町で蚊を避けきることは不可能だ。任地変更するしかない。旅行中は蚊になんて一回も刺されなかったのに、、ちなみに先輩隊員のIくんは首の振りだけで蚊を殺せるそうだ。サッカー隊員ならではの特技、、!



あわせて部屋に侵入してくる虫たちも巨大化の一途をたどる。
クモはタランチュラ的に、ムカデも太めのマジックぐらいに。
もう「あーあぁ、、」って残念な感じに、、

季節がこんなに白黒はっきりしてるから、人々の生き方もはっきりシンプルになっていくのだろうか、、いずれにせよちょっとシゴトにならんなぁとみんな出足がにぶい。



湿気のせいでお札もふにゃふにゃ。セロテープで貼りもちろん使用可!!
ぴん札を使うと怪しまれて、古くてぼろいお札の方が本物っぽいというボリビアの常識。



今、一番ほしいもの、、、 「水もれしない蛇口」と「長ぐつ」

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