「世界がもっと平和にならないかな」そのために自分にできることは。 海原を漂う一本の流木のように、漂うままに広い世界を。そして海のないボリビアから浅草、そして青い島へ。まじめなことからフマジメなことまで。小さな島から日本を、そして世界を想う。
20110128
旅の始まり
"ISLA DEL SOL"(太陽の島)の北岸に到着。
穏やかで静かな浜辺。まるで、時の流れが止まったかのようだ。
聞こえてくるのは、波の音と風の音だけ。
それ以上他には何もない。それ以上他には何もいらない。
きれいな浜辺を散策してみる。子羊が草を食み、子豚が背中をかくために小さなカラダをしきりに小舟にこすりつけている。
すべてが穏やかに。
しかし、、どこからともなく聞こえてくる女の子の鳴き声が。岸辺に独り。座って泣いている女の子。
見ると静かな湖面を滑るように進むボート。
漁に出る父親を見送る(置いていかれた?)さびしさで泣いているのだろうか。
何故かはわからない、けどそのまま知らぬふりもできない。
(自分が先生だからという訳ではないだろうが)
旅とはそんなもの、そして人生も。
彼女の名前はガビー(ガブリエラ)。7歳。
折り紙でハトを折る。うーんまだ泣いている。
やさしく声をかけていると少しずつ泣きやんできた。
途中、アルゼンチン人のグループも一緒になって、励ましていく。
飛行機を折って遊ぶ。
浜辺を無邪気に走り回るガビー。そして転ぶ、、でも笑顔。あっ子どもらしい、、!
一緒に折り紙を折る。字を書く。ココアをインビート(ごちそう)される。
だんだん調子が出てきたのかだんだん横柄になってきた(もちろんいいイミで子どもらしく)
いそぐ旅でもない。いい感じに動き出した気がする。
旅がうまく流れていくと、自然と写真もよくなっていく気がする。
元気と笑顔を取り戻したガビーはたくさんのおみやげを抱えて帰っていった。
その国の印象は、出会った人の印象である。
今回のプロジェクトを通して、アルゼンチン人のイメージが変わった。
フットボール同様、激しくプライドが高い、、ことはなく、好印象。
同じように、日本についてもよいイメージをもってくれればいいのだが。
中国と韓国と日本と、、アジアはそれぞれ個性があって良さがある。
途中、「日本人が漢字を書いているところを初めてみた」とビデオで撮影された。
折り紙を作っているところも。
日本の文化が、オリエンタリズムを越えて尊敬を得られるようになったら嬉しい。
旅も、国際交流も、始まりはいつも「人と人との出会い」
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