20120228

ポマの変心










2月25日(土)


 8:00~ サグラド・コラソン小学校にて、南中ソーラン節の練習

    最初3名が徐々に増えて、20人ほどで練習。
    バンダの練習に来ていた午後の部の生徒が「練習はいつか?」と聞いてくる。
    やる気は満ちている。
    高学年(7・8年生)それも女子のモチベーションが高い。

    CDを部屋に忘れる。
    体育教師のポマ(”POMA”)先生と2ケツで部屋まで。

        彼は最近、僕のことを「センセイ」と呼ぶ。 
        赴任当初は、彼のクレームのせいでフットサルのリーガに出場できなかったりもした。
              そのかれとの2ケツ。活動の成果とは呼び難いが、一つの感慨深い瞬間ではある。
    ちなみにあえてか”PUMA”とでっかく尻に印字してあるサッカーパンツをはいていることがある。
   
   


 9:25~ サンファン学園にて、南中ソーラン節の練習

   青年会のまことくん、だーつる隊員で既に闘魂注入中。 
   他の学校に比べて、完成度がかなり高くてちょっとあせる。
   特に日系ではないボリビアの子供たちの意欲が高い。

   「そーらん!そーらん!」「どっこいしょー」

   楽しんで踊っているのが良い。先生方からも同様の感想をいただいた。

   学園の先生から、子供たちのために授業をやって欲しいというオファーを受ける。
   一緒に授業作りから行うなら引き受けると伝える。
            教師としての技術移転。それがあくまでも第一目標である。

   この期に及んで欲を張る。
      
    

11:30~ 農協へ

              スコールが降り始める。雨宿り。

     ITO商店で文化祭の相談をする。
     美藤会より、日本舞踊の演目3つと浴衣の着付けブースの協力を打診。
     快く引き受けていただく。
     来店された艶子さんからは、和菓子の試食と販売を。
     昨年の3.11にまつわる移住地での光景は、忘れ得ぬもののようだ。
     
     3.11の「影」と「光」

     その日暮らすのもやっとと言われている現地の人たちも募金していく姿。
     そのモチベーション。
     その光景を見て思わず涙がにじんだとか。

     移民1世の方の言葉は重い。


13:00 帰宅、昼ごはん

14:00    バンドのリハーサルを欠席

    山積みの課題と洗濯物を処理していく。
    今日も曇天。生乾き。
    ねこにえさ。


15:30 なかよし文庫へ。  

    
    文化祭の相談。
    和食のブースと生け花のブースを快く引き受けてくださる。

    「おにぎり体験だけじゃなくて卵焼きや、巻きずしなんかどう?」
    「生け花じゃなくてフラワーアレンジメントだったら子どもたちもやりやすいんじゃない?」
 
    アイデアをくださるだけではなく、実際に「やりますよ!」という言葉が尊い。
 
    おにぎりをにぎるという行為は、非常に日本的であり美しい。

    ボリビアの子どもたちの心に花を。彼らの情操を一片のうるおいを。

    クリスマス会を手伝ってくれたお礼とおっしゃるが、いつだってもらっているのはこちらの方だ。




    「ソーラン節を教えてほしい」プラサのところで二人組の女子に声をかけられる。

   今朝の練習を見ていたようだ。月曜の12:00から、また同じ場所で、と告げる。
  
   最後の2週間が勝負だ。



17:00~  青年会の南中ソーラン節の練習に合流

    朝から踊っているというのにしごかれる。
    でもきもちいい汗だ。この時間が”和”を育む。


18:30~   オフィスへ。CPたちが仕事をしている。

    新年度を迎えるにあたり、教育行政の乱れが現場に混乱を。
    それは日本も似ているところがあるが。昨夜も遅くまで

    課題処理。

21:00~ CPたち帰る。

    元秘書のデリアも来ていた。

    PCが不調になって以来、久々のツマとのskype
    今日は、東京マラソンとのことで同時中継をしてもらう。
    帰国後の落ち着き処は、浅草徒歩圏内という驚き!
    
    地球の裏側から、ザ・東京へ。

          skype不調。回線が途切れる。
    でも顔を見られたので嬉しい。

    後にオードリー春日とフルーツポンチ村上を見たとか。
    マジメに走ってたらおそらく笑ってしまうかも。
    来年は参加型で!!


22:30  帰宅

   夕食はソパで済ます。
   ソパを食べながら「二十四の瞳」再読。

   小さい弟妹を世話をみながら遊ぶ放課後の子供たちの描写や、家の都合での転校等々。
   戦前の日本の子どもたちの状況と今のボリビアのそれとの類似性。
      


           課題の続き。
   
   雨が降り出す。今日も夜の雨。

            明日の予定に備えて準備。


25:00  寝る。






帰国前ってもっと穏やかに過ごすもんだと思っていた。


いやでも、いつだってそんな感じだったっけかな、、


もう最後だから、、、やるっ!!

町を10m歩けば誰かに声をかけられる。こんな幸せなことはない。

ここに来て、さらにいろいろとつながってきた。

今まで以上にいろいろと頼られる。というか、ここぞとばかりに頼んでくる。

最後まで走りぬく。これは自分らしいのかな、おそらく。

ていうか、今日土曜日だろ。こんな感じの日々徒然。

20120225

リバーフェニックス

















そこが海なのか、それとも川なのか




自分の舌で確かめてみればいい












例えこの海にペンギンが住んでいたとしても




泳ぎたければ、泳いでみればいい










常識を疑え



未知があったら、迷わず飛び込め



そこから開けるものがあるはずだ



五感を使ってフルに世界を感じて、



最後は自分のココロと相談してきめればいい




人生はその方が愉しい










森の奥へと続く線路を、少年たちはただ歩いた



全ては自分たちの目で確かめるために



そして、自分たちの頭で考え、それをそっと木の葉で隠した。





二度とは訪れない少年たちの夏「スタンド・バイ・ミー」
  
不完全な夏の夕暮れも好きだけど、
  
小説によると、クリスの兄貴たちにふるぼっこにされるという後日談。

映画には描かれないリアルがいい。


こうして、少年はオトナになる。



リバー・フォーエバー

peace!!














川と海の境界線を見つけるために、

上流からちょっとずつなめて確かめていったという、ツマの昔話を思い出した。

結果は出たんだっけ、、??

今度聞いてみよう。




20120217

町のしゃしんやさん



急にスコールが始まって、しかも鍵を閉められて、、オフィスから出られなくなりました。。

せっかくのギフト(笑)を生かすために、

今日は、いつもどんな感じで写真を撮っているか紹介したいと思います。

参考のために、とったものを全部掲載しました。



ラテンアメリカでの写真の撮り方(女の子)、入門編です。




この日は巡回先の小学校まで20分くらいの道のりを

いつも通らない小道を通って歩いていたところ、

「プロフェー!」と突然声をかけられました。

どっかで見たことあるような、ないような、、

家の前で遊んでいた姉弟。



よし、撮ろう。



いきなりカメラを向けるのはいやがるだろうから

今なにしてるの?どこの学校?等々話した後に、まずは弟をねらいます。


        木に隠れる弟。              ちょっとだけ見えてる弟。     



この写真を見せて、軽く緊張をほぐします。



緊張のほぐれた弟。




 

「Puedo sacar foto de vos?」

(きみの写真とってもいい?)

初級のスペイン語で話しかけます。



1枚目。


若干かための表情。




2枚目。


「Hagan como yo!」(こんな感じにしてみてよ)

自分の腰に手をあて、モデルポーズをとってみます。

このポーズをとらされること自体、恥ずかしくて笑ってしまうみたいです。





「Salió bien!」(いいねー)

と、画像を見せてからもう1枚。






「Risa bonita!」(笑顔がいいねー)

さらに1枚!






調子にのってもう1枚!!







 
そしてもうすっかりナチュラルにポージングするお姉ちゃん

ラティーナの血です。



そして調子に乗りすぎたので、最初ははにかんでいた弟がすっかり笑っていません。。

完全にフジュンです。フジュンなキャメラマンです。

ふつうは2~3枚で終わるのですが、何かいい笑顔が出そうで撮っちゃいました。

腰にあてた手をどけても同じ表情が出たらいい。



賞味1分の国際交流。












着任して間もない頃のこと。

となりに住んでいた移民1世のおじいさんが亡くなられました。

その後におばあちゃんと話をした時に、おじちゃんの思い出、と言って

3枚の写真を見せてくれました。


 

なんていうか、あまりいい写真ではありませんでした。

家の前で(おそらく並べさせられて)取らされたフキゲン顔の記念写真。

なんだかよくわからない風景の隅の方で見切れている写真。

色あせてて、おじいちゃんちょっとヘン顔の写真。



でもすごく大事な写真だな、と思いました。

宝石のように尊い写真だな、と思いました。



おじいちゃんの思い出として遺っている、珠玉の作品たち。




 


撮った写真はプレゼントとして贈ることにしています。

協力隊としてはアリなんだろうか、、と、悩んだこともありましたが、

今を切り取る、ということに関しては迷いがなくなりました。




写真は撮るだけでなく、相手に届けて初めて一つのサイクルとして完成すると考えています。

その1枚が、いつかどこかで、誰かの想いをつなげばいい。



ボリビアでは写真の現像代は1枚1.3Bs(約17円)です。※大口注文に限り

街角の記念撮影は印刷込みで10Bs(130円)くらい取ります。ぼったくりです。









最後の1枚。




この1枚をプレゼントしようと思っています。

でも個人的には、調子に乗ってもう1枚!!の笑顔がイチバンすきです。

モデルポーズなんかしなくても楽しきゃ笑う。

次に逢った時には、もっともっと自然な表情を見せてくれることでしょう。

今度は弟をせめてみます、、!!





カメラはどっちかっていると、コミュニケーションを撮るためのツールという位置づけです。

初めてでくわした外国人と話す会話の糸口なんて中々ないものですから。







町のしゃしんやさんとして成功する秘訣は3つ。


1.いきなりカメラを向けない

1.撮った写真を見せる

1.写真写りをほめる



そして、できることなら撮った写真を贈り届ける。



カメラをきっかけに始まる、国際協力。



これからも最低限の愛情をかけながら

かばんにほうりこんで、がんがん使っていきたいと思います。





20120216

駒ヶ根マジック













同じ方向を向き、共に響きあう心を持つ者に出逢ったら



それを仲間と呼んでいい







出る杭を打ち合うのではなく



誰かが誰かの一生懸命の背中を押す、ていうか支える



そして、そんな仲間が集まれば



いつだって、そこは最高の場所になる



例え離れたとしても、未来に続く”和”になる



そういう予感、というより自信というか確信に近いもの



オレにとっての”駒ヶ根マジック”とは、そういうこと



そう信じて迎える今日のこと



心の中に小さな灯を燈していく魔法







「この生活が終わることが悲しい」とあなたが綴っていた、あの生活

日が沈むまでサッカーボールを追いかけた、あの時間

人気のない体育館で奏でた、あの音楽



さよならから始まる新しい物語

残り1ヶ月を切り、フィナーレに




みんなのココロに、まだ魔法は灯っているかなぁ



我が輪になって、微笑みあふれた和に!!

というわけで、みんな元気にやっとります!すごく!



写真は、2月12日サンタクルス県歓送迎会。歌声喫茶「サライ」にて。

歌いまくってからのラジオ体操。そして、

植え込みの自動散水が始ってからの笑顔5割増し!!

20120202

7777










お金持ちになんてならないでいい。


ただ、お金の使い方の分かるオトナになりたい。















同じ1000$でも、ボリビアで使うのと日本で使うのとでは

そのカチもイミも、まったく違う。



自分のために?

誰かのために?




生きたお金の使い方は誰かに教わるのではないよ。

自分のココロと対話して学んでいくんだ。














もうすぐ、カウンターが”7777”


めでたくそのワンクリックを押した、そこのあなた!

これはただの偶然じゃない。

ユングが言うところの深層心理が顕在化してきたものと受け止めて、

一発ばくちを打ってみてはいかがでしょうか、、?



人生、飛ぶか飛ばないか。

どうせ飛ぶなら、派手に飛んで派手にずっこけようぜー

7776人に感謝するのは、それからでも遅くない。



きっと、今がその時だ。




suerte


幸運を!!