20141203

大切なものはいつでも













を見上げて、歩いていく














青い青い青い、
時に雲が移ろい、高く澄みきった、
柔らかな陽の傾きに、水平線の彼方まで世界を染めて行く、

西風に小雨が混じることもあるが

海から伸びる虹に心奪われる
傘をさすことも忘れる美しい、






だから、今日も、を見上げて歩いていく

いつも歩いている、歩き慣れた道だ

だから、忘れてしまう

歩き慣れた、と思っている道だ
それが当たり前過ぎて、僕らは美しさに見とれ、今日もばかり



ふとした高低差にバランスをくずしたり

昨夜の雨でできたぬかるみに足をとられたり



足元に芽吹く命の輝きに歩みを止めることもない
僕らを支える大地が、いかに力強く、いかに美しいか



それがあまりに当たり前過ぎて、枯れ草のほのかな色づきや、

その朽葉色に芽吹くささやかな緑や、どこか懐かしい土の匂いや、
大地の複雑さ、温かさ、とりとめのなさや、

そういった美しさにあまりに無頓着過ぎる







何だかカラダがぐらぐらしてるのは、足元を疎かにしているから?

何だかココロがふわふわしてるのは、立ち止まることを忘れてるから?

何だか目元が熱くなるのは、信じることを諦めてしまったから?






うつむき下を向く時、はでに転び大地にひざまづく時

大切なものはいつも、自分の足元にあることに気付く


を見上げるのは、いいな、すごくいい

でも時には、今、自分が立っている、大地の温もりを感じよう
自分の足元にある、本当に大切なものを見つめ直そう







目の前にある悲劇は、
俯瞰してみれば喜劇になる



人生を劇に例えたなら、身に降りかかった大小様々な悲劇も、

喜怒哀楽の詰まったストーリーの一つのスパイスに過ぎない








今、自分がここに立っていられることの意味を問い

大地に感謝し、愛することができたのなら





今日も、は青いか?

今日も、君の足元には大地が広がっているか?

そのもろさや、いびつさを慈しむことができるか?






大地に生かされ、に立ち上がる勇気をもらい、前に進む
今、自分の立っている大地を感じ、本当に大切なものを確かめる














君はそうやって、笑顔を取り戻していけばいい

帰ってくる場所は、いつでもここに在るのだから








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