物語の結末には、いつも紙吹雪、、、とは限らない。
2010年2月23日。一人の同志が、志半ばにして日本へと発った。
なんで相談してくれなかったんだろう。なんで気付いてあげられなかったんだろう。
でも、
誰にも相談しなかったことにも、きっと意味があり、想いがあり
気付いてあげられなかったなんて言葉は、おそらく傲慢だ。
ボクらはいつだって、失ったあとに気付く。
それがどれだけ大切なものだったのか。ふだんは当たり前にしてたくせに。
送ると言った、ピックや弦。いつだって後悔は後からやってくる。
詳しいことは何一つ分からないので、無責任なことは言えない。
でもこの決断は、簡単な決断ではない。絶対に。
キモチを想像してみる。
、、、でもやめた。
絶望感、喪失感、焦燥感、それとも安堵感、、それは本人にしか分からないことだし、こちらが不必要に動揺することは、マチガイなく望んではいない。
だから、変わらず夢の続きを追い続けよう。
誰かの分も、なんてしょいこむ必要はない。自分の足で立って、それぞれの道を進めばいい。
シリアスになり過ぎずに、今まで通りに日々を愉しめばいい。
あなたの口から直接語られるまでは、振り向かない。
唐突感はあるけれど、ずっとずっと、深く深く、真剣に考え、出した結論だろう。
伺い知ることのできる悩みや困難。そして、知り得ることのない闇。
だから、尊重したい。その決断を最大限に。
できることはわずかだけど、今できるのはそれぐらい。
仲間たちは、それぞれの立場で想いを寄せる。
それが温かい。
ほんとはそういうの、どちらかと言えば苦手だったはずなのに。
今はそれがすごく温かい。
理不尽な不幸が影を落としていたとしても、身に降りかかったそれはそれは決して特別なことではない。
誰しもが危うい一本道の上を歩いている。誰しもが、深淵に覗きこまれる可能性をもっている。
それはどこにいたって同じ。例え日本にいたって。
人生はレースじゃない。
多少のルールはあるけど、スタートもゴールも、走るペースも休息も、全て自分が決める。
決めるのはいつだって、自分のココロ。
ココロが折れなければ、いつまでも旅は続く。
だから、いつだって、どこでだって、また飛べるはずだ。
決してラクな道ではないけれど、またこの先で逢おう。
想いがつながっていれば、いつか必ず逢えるはず。
みんなで見上げた夢も、坑道の底から二人で見上げた空も
遥か遠くに思えて、でも手の届きそうなところにあったはずでしょ。
決して振り向くな!そして、生きてまた逢おう!
友として、人生の門出を祝う!!
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