20110302

それでも




”真実”を知りたいかい?


それはいつだって
公正で秩序だっているとは限らない
現実は時に残酷で混沌の中にあって
知らない方が良かったと思うことだって きっとたくさんある



人間のもつ心の闇  7つの大罪

「虚栄、貪欲、色欲、暴食・酩酊、憤怒、嫉妬、怠惰」


人間の心に潜む深く真っ暗な淵

誰もがその淵をのぞきこむ可能性をもっている

だって、それが人間だもの

でも裏を返せば それこそが人間 それこそが人間らしさ
その心の闇と向き合い、どうコントロールしていくか
それが 生きるということで
それが よりよく生きるということである
テレビやネットから溢れる

有名匿名多数の”真実”

そんな家のドアを開けたら忘れてしまうような
そんな大量消費される 作り物の”真実”ではなく

生きた人間の その本当の闇に触れる その覚悟はあるのかということ

ぼくらはあまりに尊大になり過ぎているのではないか
慎むべきところは 厳かに慎むべき

中途半端な気持ちや好奇心であったらやめておくべき

本当の本当の”真実”は

警察にだって 裁判官にだって おそらく本人にだって
本当の姿を見せることはないだろう

それはいつだって 誰かを通した”真実”でしかないから 

おそらくどちらも正しくて 

どちらも少しだけ まちがっている

それでも知りたい 知るべき という考え方だってある




オルロからウユニへと続く線路
その路傍に連なるカラフルな花のようなもの
近くで眺めてみると それはすべて小枝に巻きついたゴミであった

風に吹かれてやってきたゴミ

それがどこからやってきて どこへ行くのか

うぁこれはひどい、、と思うと同時に
でも自分だって その消費社会の申し子だという”事実”

無責任に何かを批判する権利はない

それは好奇心の遥か向こう側にある

だから いろんな角度から見つめることが大切で

そして 自分の心で判断すればいい

決めるのはいつだって自分の心だ

そして 自分にできることは何かを考えて 行動に移す

これは言葉で言うほど簡単なことではない

「淵を覗く者はまた その淵からも覗き返されている」


それでも真実を知る覚悟がありますか?


世の中には知らなくていいこともあるし
知らなくてはいけないこともある
いくら科学技術を進歩させたとしても
人間の思考能力が倍になるかというと
決してそんなことはない

1日は平等に24時間だし
人間の心の働きだって変わっていないはずだ

自分にできることは限られている

でも ただいつだって できるだけ冷静な目と頭で

”真実”を見つめ

自分で判断したいと思っている

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