20110928

彼らの流儀





9月27日(火)サンファン

朝から真夏の一日を予感させる、曇りのない日差しが降り注ぎます。
久しぶりにたっぷりと眠ったせいか、目覚めがいい。


昨日の事務所からの連絡を受けた、健康診断、各報告会、安全対策連絡協議会、そして隊員総会の延期の知らせ。。

特に隊員総会に向けては、”arco iris”(虹の架け橋)をテーマに日本とボリビアの両国の交流を深めるようなイベントを計画し、それぞれがハンデを乗り越えて準備を進めてきました。そして、やっと本番を迎えられる、そんな時の突然の知らせでした。


驚きと同時のまじかよ、、の反面、少しほっとしたような複雑な心境です。

「学校が台風で、、」的なことは考えていませんでしたが、活動がちょうど山場を迎えていて、そちらも気になっているところでした。この奇跡的なタイミング。不謹慎ですが、活動にとっては後々大きくプラスになっていくかもしれないです。





何はともあれ、、


Así es BOLIVIA


うちの同僚の決めゼリフのこの言葉、「それが、ボリビア」さ。

若干自虐的な意味を込めつつも、基本超前向きという懐の深い言葉。もはや捨て台詞にしか過ぎないとさえも思えますが、一言ですべてに片が付く魔法の言葉。

何が起きても不思議じゃない、というか結構頻繁にデモやストが起きているから確率的にはそんなに低くないのでしょう。今までみんなで準備を重ね本番に向けて高めてきた分、よりによって感は強いですが、まぁ仕方ない。


「それが、ボリビア」ですから。


ここはボリビアですので、彼らの流儀に則って基本前向きに。そしてサイアクの事態も想定しつつ、機を待ちたいと思います。




さて、学校に足を運んできました。

いいものはいい。そして、それが徐々に広がっていく。

造園ブームは波及し、現在8つ。しかも全部自分たちの手で。それがすごい。


庭の次は、憩いの広場。

ゴミを拾い、草を刈り、木を引っこ抜き、顔にペンキを付けながらも、みんな笑顔です。


なんでしょうね。ウツクシイなと思いました。

そういう世の中の美しいものに出逢える喜び。



自分が歩いていると必ず誰かが声をかけてくる。
100mぐらいしかない町のメインストリート。

「プロフェ!」と名前を読んだり、簡単な挨拶だったり。

こっちがしんどくて暗い顔をしていても、全く関係なし。

誰も話しかけんなオーラを出し、吉牛でも食って帰ろうかって気分でも、いつだって底抜けに明るく、親しげ声をかけてくれる。こっちの悩みなんてお構いなしだ。



ふと思った。そういう町の人たちに元気をもらっているかも。人だけではなく、花や木や空や犬や猫や鳥や虫や、、そういう全てが、オラにちょっとずつ元気を分けてくれている。


歩くだけで元気になれる町ってあるだろうか。。



彼らの流儀に則り、笑顔で手を降り、声を返す。


自分がこの町のためにできること。もっともっと真剣に考えなければ。

あっ、ほっとした理由はそれかも。


欲張りな性格ですから、自分の活動も、隊員総会での架け橋も、よりウクツシイものと出逢いたい。

そのために、今できることを。


2 件のコメント:

  1. 本当は「なみ、つゆだく、おんたま」ぐらいしかしゃべりたくない気分でも、笑顔を返す度に「あっやっぱり大盛りで!それにキムチとみそ汁」ぐらいには上がっている。
    ここでの暮らしはいずれ、isaoくんが感じているような特別なものになっていくのかな。日本にいたって、帰り際に「ごっそーさんっー」ぐらいは言いたいっすねー^

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