20100904

哲学の道と出会いの道






道を歩いているとき ふと見上げると
電線にまとわりつくようにして生えているモコモコ
ここでは別にめずらしい風景ではないのだが 見れば見るほど「?」が浮かんでくる

 種はどこから? 花は咲くのか? それにしてもよりによってなんで電線に?

自然の中にあるものには一切のムダがない 何らかのメリットがあるのだろう
日本では見られないのにボリビアで見られる理由もあるはずだ
名前も知らないモコモコについての禅問答は続く

きっと車に乗っていたら バイクだったら 自転車だったら 走っていたら
考えもせずに通り過ぎていただろうし そもそも見過ごしていただろう哲学

 きっと人間の歩く速度は 人間の思考の速度に近いのかもしれない

最近読んだ友達のブログにあった印象的な言葉

 歩きながら思索を練る「哲学の道」 そしてできるだけ人と関わる「出会いの道」

一見相反するように思える二つの「道」だが 相互に補完し合っている「道」である
内なる世界と外なる世界を広げる 人生を豊かにする「道」である
一人で考え過ぎるのでなく ひたすら外に向けて広げていくのでなく
机上の空論を詰め込んでばかりでもなく 書を捨て町に出っ放しでもなく
インプットとアウトプットのバランスを大切にしていきたい

車よりもバイクよりも自転車よりも走っている時よりも やっぱり
歩いている時の方がいい出会いがあるし いい写真が撮れるような気がする

仲間の言葉で刺激を受けた後は カメラを担いで町を歩こうか
明日も天気は良さそうだ

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